【特別授業 ~心理学をテーマに~】

2月18日(火)、立命館大学の総合心理学部の教授3名が来校され、本校1・2年の生徒を対象とした特別授業を行っていただきました。

心理学をテーマとして、それぞれの先生方に講座を用意していただき、生徒は自分が興味のある講座を選び受講しました。心理学とはどういった学問なのか、体験や講義を通じて学ぶことができました。

 

・講義内容

岡本直子 教授(臨床心理学)

『心理療法でセルフ・ケア -思考場療法(TFT)によるアプローチ-』  

思考場療法(体が抱えるストレスや痛みを考えながら、身体のつぼを指でタッピングすることで問題の改善を目指す技法)について講義を受け体験をしました。

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〈生徒コメント〉

病院に行ったりせずとも、自分でつぼを押すだけでストレスが緩和されることを知って驚いた。ストレスを感じたときに今回のことを試してみようと思う。

 

高橋康介 教授(認知心理学)

『“見る”の不思議を体験する』

 壁などの模様が人の顔のように見えるなどの錯視について講義を受けた後、唇のイラストを持ち歩き、学校内で人の顔に見える場所を探しました。

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〈生徒コメント〉

深夜に家の壁を見ると人の顔に見える現象について、幽霊だと思っていたがそうではなく心理的錯覚だと知れて良かった。

 

 北川智利 教授(認知心理学)

『身体の感覚の不思議 』

ハンガーや鏡と体を使った錯覚や立体音響による錯覚、テニスラケットを使ったベルベット錯覚(手の表面がぬるぬるするように感じる錯覚)など、予測と実際の感覚のずれによる錯覚をいくつか体験しました。

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〈生徒コメント〉

人間のからだは、視覚や聴覚が遮断されるだけで勝手に解釈して行動してしまうことに驚いた。心理学は心についてだけだと思っていたが、視覚や聴覚についても含まれることを初めて知った。