令和元年度 第35回島根県高等学校人権・同和教育研究協議会人権・同和教育研究大会 及び 平成30・令和元年度 島根県人権・同和教育研究指定校 発表会が益田市の市民学習センターにて盛大に開催されました。

 本校は平成30・令和元年度島根県人権・同和教育研究指定校に指定され、研究主題「ハンセン病差別問題を基盤とした吉賀高校の人権・同和教育の推進」のもと、講演会やLHR での人権・同和教育授業の実施、ハンセン病療養所大島青松園(香川県)訪問研修など積極的に行ってきました。

 本大会において、この2年間積み重ねてきた研究成果を本校教諭の人権・同和教育担当である勝部雅生(数学科)が発表しました。

 ハンセン病差別問題を柱とした本校の人権・同和教育を通して、(1)ハンセン病差別問題を正しく理解する、(2)自分の身の回りの様々な課題を感じとり、行動しようとする心情を養う、(3)自分たちに何ができるかを考えること、そして、すべての生徒たちの内面に人権感覚・意識を醸成することが本研究のねらいです。

 この研究成果は、島根県が推進する「教育魅力化」と「人権同和教育」を結びつけるモデルであり、吉賀高校は生徒の学びを通して、自分たちに何ができるか考える一つのきっかけを作っていると、県庁人権同和教育課より講評をいただきました。

 今後も吉賀町と一体となって、ハンセン病差別問題に関する学びを継続していきます。

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