連携型中高一貫教育
中高一貫教育は・・・
平成13年から導入が始まった制度です。当時吉賀町は過疎化や少子化という課題を抱え、吉賀高校は存続の危機にありました。そんな中、始めは吉賀中と、やがて蔵木中(現在六日市中と統合)、六日市中と輪が広がり、平成17年に柿木中が加わったことで、吉賀地域すべての中学校との連携が本格的にスタートしました。
中高一貫教育によって・・・
中学校と高校が志を同じくし、学びや行事を共にすることで、吉賀町の教育活動は次第に盛り上がり、吉賀高校への進学率も高まってきました。
令和2年、吉賀町の保小中高を貫く教育ビジョン「吉賀町サクラマスプロジェクト第二期」がスタートしました。「地域・社会に貢献できる人材(財)」の育成をめざすこのプロジェクトと連動することで、中高一貫教育の更なる充実を図っていきます。
学習と行事の連携(今年度は新型コロナウィルス感染拡大防止のため中止する場合があります)
・高校教員が中学校の授業に参加し、チームティーチングや学習支援を行います。
・人権・同和教育の授業を始め、様々な授業を互いに公開し、共に研鑽を積みます。
・中高の理科教員が協働して、小学生向けの科学実験教室を行います。
・町内の中学3年生全員を対象に、吉賀高校への体験入学を行います。
・中高合同ロードレース大会を行います。大会後には、PTAがふるまってくださる豚汁を皆でいただきます。
・中高合同柔道教室を行い、専門の指導者の指導を受けます。
・吉賀高校の文化祭に中学生が参加します。
・キャリア教育成果発表会に中学生が参加します。
キャリア教育の連携
吉賀町内の各中学校は、「地域・社会に貢献できる人材(財)」育成の一環として、それぞれ独自のキャリア教育やふるさと教育に力を入れておられます。
例えば、吉賀中学校の「結(ゆい)プロジェクト」、六日市中学校の「チャレンジアワー」、柿木中学校の「わが郷土柿木を探ろう」。こうした活動で身につけた力、知識、感性、人脈などは、そのまま吉賀高校の「アントレプレナーシップ教育」に生かされ、個々のキャリア形成へとつながっていきます。
吉賀町サクラマスプロジェクトという共通の教育ビジョンのもと、町外生・県外生も含めて、一人ひとりの生徒が「小さな学校で大きな夢を」実現できるよう、中高一体となってキャリア教育を行います。