9月11日(金)5・6時間目

テーマ:森とハマグリ

益田市ではチョウセンハマグリと呼ばれるハマグリの漁が行われている。鴨島ハマグリともよばれ、テレビ番組「ザ!鉄腕!DASH!」でも取り上げられた。このハマグリの生存に、以外にも森が関係している。

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ハマグリは海岸の砂地で生育している。砂がないと生きてはいけない。では、砂はどこからくるのか?砂は海からくるのではなく山から来るのだ。治水対策により、山の上流部まで砂防ダムができると砂の流出が止まる。土砂流出が止まるのだから、一見よさそうに見える。ところが、このことが海岸の砂地の減少につながり、ハマグリにとってみると生息域が減少することになる。自然は複雑だ。「適度な」自然のかく乱が必要なのかもしれない。さて、ハマグリ以外の生物にとっては上流から流れる砂や石はどんな意味を持つだろうか?アユについては山から流出する石の減少が産卵に影響しているようだ。

環境NPOでは高津川河口近くの海岸で稚貝を調査を行っている。

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