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高津川のアユ
5月21日(金)5・6限目
30年前の高津川ではアユ漁により年間300万円/人の収入があった。現在、専業の漁業者はいない。アユが減少したためだ。減少の原因を探ってゆくと、漁業と乱獲、森と里との関係といった問題が見えてくる。
◎田中誠二さん 漁協で長年アユのふ化増殖研究に携わる。退職後は(株)高津川倶楽部を立ち上げ、アユ、カニなどの販売をおこなっている。
まず、柿木の川原で石を採集。部屋に持ち帰る。「アユはどの大きさ石に卵を産むのでしょうか?」と質問するところからスタート
本当はアユが産卵する現場の川でお話しを伺いたかったが、都合により町のふれあいセンター研修室に変更
このあたりがアユの産卵場(高津川河口近く)。
生まれたてのアユの卵黄のうは数日しか持たない。
よって河口近くに産卵し、生まれたアユは急いで
海に下り、エサをとる。
小石が砂の上に浮くような感じで存在することが重要。卵は石の裏に隠れ、他の魚の捕食から守られる。泥がたまると卵は露出してしまい他の魚に食べられやすくなる。 小石で産卵床をつくる試みも行われている。なぜなら、アユが好む小石が上流から流れてこないので足りなくなっているからだ。ここで、上流の森と下流のアユの関係が見えてきた。
生徒が発見した課題・テーマ:・どうすればアユが増えるのか?
・川の石について調べる。