3月18日(土)、19日(日)の2日間で本校生徒12名が熊本県国立療養所「菊池恵楓園」を訪問し、ハンセン病問題に関する研修に取り組んできました。

菊池恵楓園歴史資料館の見学、菊池恵楓園入所者自治会の太田明副会長から伺ったお話を通じて、ハンセン病回復者やそのご家族がおかれていた境遇を踏まえた人権啓発活動に自分たちもしっかり取り組んでいく必要があるとの思いを、生徒も強く感じていました。

この度は貴重な経験をありがとうございました。

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【生徒感想】

  • なぜハンセン病の正しい情報がなかなか根付かないのだろうと考えた時、「偏見と概念」が邪魔しているんだと思いました。その2つを取り払うことは難しいと思いますが、正しいことを伝えないと何も変わらないということを2日間で学んだので、私自身伝えていきたいです。
  • 亡くなってしまった今でもふるさとに帰ることができないのは本当に辛いと思います。いつか、全ての人がふるさとの地に帰れる日が1日でも早く来ることを願っています。
  • コロナは少し当時と似ている気がします。私はこの研修で当時の人達が経験してきた辛い思いを無駄にしないよう、当時の人達が生まれてきて良かった、生きてて良かったと思えるように差別などしないようにしようと改めて思いました。
  • 私たちの使命はハンセン病という病気、それに伴って行われてしまった差別のことを後世に伝えていくことです。その為にまずは今回学んだことを整理して家族や友人に伝えていきたいと思います。